LEDによる調整補助灯は迅速な調整を可能にし、また拡張検出範囲を表示します。
LED表示灯は検出距離の81〜100%の範囲に対象物があるときに点滅動作をします。そして安定検出範囲(検出距離の81%以内の範囲)では継続的に点灯します。
近接センサを金属部材の中に埋め込むことができ、有効面と勤続面を同一平面にすることができます。
近接センサはフリーゾーンが維持されるように、取り付けた金属部材から先端が突き出して取り付けなければなりません。
"短絡保護"も参照。過負荷保護のスレッシュホールドは継電流の値よりも大きくなります。
電源電圧の投入から発振回路の発振開始までの間に、誤動作して出力が反転しない機能。
すべての検出レンジ測定は、正方形の標準測定St37板(1mm厚)を高周波磁場の中で軸方向に動かすことによって実施されています。スイッチングトリガ材の1辺の長さは検出エリアの直径かSnの3倍に等しいか大きい方の値を取ります。
仕様の検出範囲はすべてSt37を基準にします。その他の材質の場合は距離にかなりの低減が生じることがあります。
概算の参考値(材質の種類によって変わってきます)
実際の機種の選定や、それぞれの合金でできた物体に合わせた校正の際は、これらの修正係数を考慮してください。
近接センサを取り付ける際は、信頼検出レンジ(Snの81%)を基本としてください。厳密な距離で検出する場合は、感度ボリウムを調整するか、取付時にワークまでの距離を微調整してください。
DC3線/4線式近接センサは、電源線の極性が誤って結線されても、内部保護回路によって破壊を防ぐとともに、誤った信号を発生する誤動作が起きないように設計されています。
近接センサの検出範囲は、有効面に向かって同軸方向に動く測定板を検出しセンサが信号変化をする距離となります。
短絡保護付き近接センサは、過負荷あるいは直接短絡に対してあるレベルの保護がなされています。負荷が限界値を超えた場合、出力は非検出時と同状態となり、その後は周期的に短絡が残存していないかどうかを調べます。短絡がなくなれば自動リセットが実行されます。
最大負荷電流で近接センサのスイッチングモジュール両端に発生する電圧降下。直列接続の場合は特にご注意ください。
供給線の1本が断線した場合、出力は非検出の状態で保持されます(誤動作が起きません)。