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非接触温度計・サーモグラフィーまるわかりガイド

非接触温度計とは?

物体が放射する赤外線エネルギーの量を測って、物体に触ることなく温度を測定するものが非接触温度計です。
真夏の野外に出ると、顔に直射日光の暑さを感じます。これは太陽からの放射される様々な光線のうち「赤外線エネルギー」を皮膚が感知しているからです。
同様に、人の手も机も機械でも全ての物体の表面からその温度に比例した赤外線エネルギーを放射しています。
非接触温度計は、この赤外線エネルギーを利用しています。

【非接触温度計】測定視野と測定距離の関係

非接触温度計は、物体表面の面積の平均温度を測定します。この面積を測定視野といいます。測定視野は、温度計から測定対象物までの測定距離によって変化します。また測定視野と測定距離の関係は、各製品によって異なります。正しく測定するためには、測定したい箇所の面積が、測定視野を十分に満たすことをご確認下さい。

上記のように、測定距離が遠くなるほど測定視野が広がります。原理上では無限に測定することは可能ですが、測定対象物が測定視野より大きい場合に限られます。

【非接触温度計】最大測定距離

上記のように、測定距離が遠くなるほど測定視野が広がります。原理上では無限に測定することは可能ですが、測定対象物が測定視野より大きい場合に限られます。

【非接触温度計】測定できる物体

非接触温度計は、固体や液体の表面温度を測定します(気体や炎及び固体・液体の内部は不可)。下記の条件は、測定が困難です。

表面に光沢のある金属

表面に光沢のある金属は、赤外線の放射量は少なく、一方で周囲の熱源の赤外線を反射する性質があるため、安定した測定が困難です。
※光沢面でも測定が可能な機種もご用意しております。
(GT-3M, GTL-3Mシリーズ)

ガラス越しの測定

一般的なガラスは可視光を透過しますが、赤外線は透過が困難です。そのため、汎用の非接触温度計ではガラス越しの測定はできません。 ガラスの表面温度を測定することになります。
ただし、石英ガラスなら3μm以下の赤外線を透過しますので、3μm以下を検出波長とする非接触温度計のGT(GTL)-1M, -2M, -3Mを使用することで、測定が可能になる場合があります。
ガラス越しの案件については、一度ご相談ください。

※別売オプションの黒体テープ(HB-250)を貼っていただくか、
黒色スプレーで艶消し加工を施すと安定した測定が得られます。