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【7】マルチカメラ印字検査用画像センサMVSシリーズの開発

その後、当社はカメラとコントローラが分離した印字検査用画像センサMVS-OCRシリーズを開発した。当機は文字認識能力をさらに高めるとともに、コントローラ1台につき3台までカメラを接続可能とし、複数ラインでの検査にも対応できる仕様とした。

最近では、当機とバーコード・2次元コードリーダを接続し、賞味期限や商品コードなどの印字とバーコード・2次元コードの読取結果を簡単に、安価に照合できるシステムを開発した。例えば、コードリーダの出力をコントローラMVS-DNに接続し、文字認識カメラMVS-OCRを使用すれば、PLCなしで賞味期限や商品コード、製造No.などの「印字」とGS1やEAN、2次元コードなど「コード」の読取結果の照合が可能になる(図4、図5)

【8】おわりに

どれだけコストをかけて対策を施したとしても、印字事故を完全にゼロにすることは不可能である。ただ、より確実性の高い対策を選択することで事故を低減することは充分に可能である。

近年、「食の安全と安心」に注目が集まる中、消費者の印字事故への関心はさらに高まっている。食品事故はすぐさま商品のリコールにつながり、一旦リコールが発生するとその損失は計り知れないものがある。「対策を立てていないこと自体が大きなリスクを背負っている」と言っても過言ではない。

これからも低価格かつ高品質な印字検査用画像センサの開発を通じて、食品事故の低減に寄与していきたい。

■ 印字検査用画像センサ使用例



「食品工業」〈光琳〉 2010年10月30日号(Vol.53 No.20)寄稿原稿

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