光源からの投光は投光レンズを介し対象物に照射されます。対象物よりの反射光は受光レンズによって、一次元状で受光位置が特定できるPSDやCMOSといった受光素子上に集光されます。対象物の測定器からの距離位置の変化に伴い、一次元受光素子上の結像位置は距離と比例的に変化します。この一次元受光素子上の受光位置を解析し、距離を測定する方式を言います。
投光光源のレーザ・ダイオードは連続的にAM変調を受けたレーザ光を投光します。投光された測定レーザはレンズより測定器外部に照射され、測定対象物によって反射され、レンズにより集光され受光部に受光されます。この間に、距離に応じたある一定時間が経過しますが、このことによって元の波と受光する波の間に位相差が発生します。物体が異なる距離で測定された場合、それに応じた異なる位相差が生じます。この位相差を演算することにより、距離を測定します。
搬送波は単純にON/OFFのスイッチングを行います。電子回路により定義されたパルス幅のレーザ光が投光され、対象物によって反射され、センサ内の受光器で受光されます。投光と受光の間には、距離に比例した時間差が生じます。この時間差を、投受光のそれぞれをスタート/ストップのトリガとして単純にタイマで計測し、その値により距離を算出します。搬送波はレーザ・ダイオードによって生成されます。また超音波によっても、光速を音速に置き換えることによって、同様の距離測定が可能です。
採用製品:TOF-DL、DT50、DT35シリーズ等