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セーフティライトカーテンの選定について

カテゴリー2,4 10mm/20mm/40mm ピッチなど、いろんな種類のセーフティライトカーテンがありますが、その選定のポイントについて解説します。
ポイント!
一番大事なのは「安全距離」また、光軸ピッチより「検知能力」が重要です。
取付位置を正しく行わないと、安全性が損なわれてしまいます。
(ライトカーテンが反応しても、機械が停止するまでに危険源に到達できてしまうと意味がありません)

ライトカーテンの安全距離計算式 〜ISO13855<JIS B 9715>

1)検知能力(最小検出物体)=φ40mm※以下の場合の式

S=(2000<mm/S>×T<秒>+8(d−14mm)<追加距離>
<但し、S=500を超える場合はS=1600×T+8(d−14)で再計算し、
500mmを下回った場合はS=500とする>

2)検知能力(最小検出物体)=φ40超−70mm以下の式

S=(1600<mm/S>×T<秒>+850mm<追加距離>

S=安全距離
T=ライトカーテンの応答速度+機械停止時間
d=ライトカーテンの検知能力(最小検出物体)
※最小検出物体は光軸ピッチと異なります。(検知能力40φ≠光軸40mmピッチ)

■計算例(ライトカーテン応答時間を14ms(0.014秒)機械停止時間を0.2秒とした場合)

<例1:最小検出物体14φのライトカーテン(光軸ピッチ10mm)の安全距離>
安全距離S=(2000×0.214)+8(14−14)=428mm
S=428mm以上

この差72mm
<例2:最小検出物体25φのライトカーテン(光軸ピッチ20mm)の安全距離>
安全距離S=(2000×0.214)+8(25−14)=516mm
再計算 S=(1600×0.214)+8(25−14)=430.4mm
S=500mm以上

この差なんと692.4mm
<例3:最小検出物体45φのライトカーテン(光軸ピッチ40mm)の安全距離>
安全距離S=(1600×0.214)+850=1192.4mm
S=1192.4mm以上
特に45φ(40mmピッチタイプ)を使う場合、非常に長い安全距離が必要になります