FASTUS OPPD-30Eは、照明制御の工数を削減するイーサネット対応のLED照明コントローラです。
パソコンやPLCから照明の調光・点灯制御を簡単に設定できるほか、三菱電機のiQSSにも対応し、
製造現場における様々なエンジニアリング環境に対応します。
さらにOPPD-30Eは、照明の明るさ低下を把握できるコントローラとして、
IoT(Internet of Things)による照明の予知保全を実現します。
「LANケーブルをつなぐだけ」の簡単接続
OPPD-30Eは、IPアドレスなどの接続に必要な情報を自動で取得できるDHCPに対応しています。
従来は手動で行っていたネットワーク設定が不要となり、DHCPサーバのあるネットワーク環境であれば、LANケーブルを接続するだけで簡単に通信が開始できます。
高速通信
OPPD-30Eは、約6msで2ch分の調光値書き換えが可能です。
PCソフトウェアで簡単設定 ※LANケーブルが別途必要です。
● 直感的に操作可能なインタフェース
調光・点灯制御の設定が一目でわかるインタフェースを開発。
設定値はプルダウンと直接入力の両方に対応し、
設定が簡単に行えます。
- ● 設定可能項目
- ・ PWM周波数
・ 点灯制御入力選択
・ 調光値/発光幅
・ 点灯遅延時間
・ フィードバックON/OFF
・ モニタ輝度アラーム など
三菱電機 GX Works2 でネットワーク上のOPPD-30Eの操作が可能です。
画像処理用照明および電源、シーケンサ、表示器、その他の制御機器、
それぞれが接続し連携し合うことで一括した管理が可能となり、作業性のアップが見込めます。
- ・ 接続機器の自動検出
・ Ethernet通信設定
・ パラメータ読出し/書き込み
・ 設定のバックアップ/リストア
・ 現在値/ステータス/エラー情報のモニタ
点灯制御入力割り付け機能
従来は、コントローラの1入力あたり照明出力1つが割り当てられていましたが、
OPPD-30Eは、1入力に対して割り付ける照明を1台 or 2台をコントローラ内部で選択可能。
配線数を減らすことができるほか、配線後でも入力を柔軟に変更できます。
点灯制御シーケンス
OPPD-30Eは、調光値等の点灯設定パターンを最大4つまで設定でき、1〜4のパターンを点灯制御入力ごとに
順番に切り替える点灯制御シーケンス設定が可能です(※点灯遅延時間設定は共通)。
調光値・点灯幅をあらかじめ設定しておき、点灯制御入力のみで自動切り替えするため、設定変更にかかる時間を短縮できます。
従来はPLCを使用し複雑なラダーを組まなければ不可能だった制御が、OPPD-30Eだけで対応できます。
輝度・温度のモニタリングとフィードバック制御
OPPD-30Eは「FALUX sensing」搭載照明との接続で、
照明の輝度と温度のモニタリングが可能。
さらに、モニタ値に対して調光値フィードバック制御を行うことで明るさを一定に保つことができます。
● モニタリング機能
照明に内蔵したフォトダイオードにより測定した輝度と内部温度のモニタリングが可能です。
アラーム出力 : あらかじめ設定したしきい値に対して、輝度低下のアラーム出力が可能
器差調整 : 絶対輝度モニタにより、照明の器差調整が可能
● 調光値フィードバック制御
明るさの自動管理
LED照明は、延長ケーブルによる電圧降下やLEDの劣化などが原因で明るさが低下します。
明るさの低下に対して、工場出荷時の輝度を維持するよう調光値を自動で補正します。
補正値は「補正調光値」として確認できます。
設定した調光値から最大調光値(999)がフィードバック制御可能な範囲となり、
最大調光値に到達するとフィードバックエラーとして信号を出力します。
輝度・温度の測定値ロギング機能
輝度・温度などの測定値を専用ソフトウェア(PC)で
収集・グラフ表示できます。
データはcsv出力が可能。モニタ値の表示により
LEDの劣化を把握することができ、
照明の予知保全機能としてお使いいただけます。
● 記録可能項目
・ 調光値 ・ モニタ値
・ 補正調光値
・ 照明温度 ・ 電源温度
高密度実装技術と最適な放熱設計により、OPPFシリーズの体積比約38%のコンパクトサイズを実現しました。
京 都 本 社:075-325-2920/東京営業所:03-5740-7851/海老名営業所:046-292-7330
名古屋営業所:052-776-7300/神戸営業所:078-271-3888/九州営業所:092-739-6230