- 食品表示ラベルの不正表示による
回収が増加しています
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- 調理食品の回収理由の
66%が「不正表示」
- 2017年後半に公表された調理食品における食品事故は、賞味期限の不正表示が18%、アレルギーの不正表示が35%、その他不正表示が13%で、菓子類や水産加工品などの食品に比ペ、不正表示が最も多くのパーセンテージを占めています。
- その原因は?
- 原因のーつとして、弁当や惣菜といった「中食業界」でのラベル誤貼付や表示の欠落による回収が挙げられます。多くの原材料から構成される調理食品はそれだけ不正表示のリスクが高くなります。
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- ラベルの貼り間違い
- ・オペレータの品種呼び出しミスによるラベル間違い
・オペレータの品種呼び出しミスによる表と裏のラベル間違い
- ラベル上の表示欠落や貼り損じ
- ・ラベルサイズ間違いによる印字欠落
・カセットの挿入不足による印字欠落
・押さえローラの摩耗でラベル蛇行による印字欠落
- 文字の欠け・かすれ
- ・台紙への異物(のり・紙片)の付着による印字の欠けやかすれ
- 印字内容の間違い
- ・設定ミスによる日付間違い
・納入先に合わせた情報の印字間違い(会社名・価格有無など)
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- 目視検査の限界
- レ点チェックによる目視検査は人によるバラつき、体調や気分によるバラつきなどにより、見逃しが発生する危険性がある。
- 検査工数・人件費がかかる
- 検査人数を増やす対策が取られることが多いが、検査工数や人件費がさらにかかってしまう。検査人数を増やしたからといって必ず不良流出がなくなるとは限らない。
- ラベル台帳への貼り間違い
- 台帳の数が多いため、ラベルを貼付する台帳を間違える可能性がある。
商品Aの台帳に商品Bのラベルを貼った場合、実際に商品Aのラベルが商品Bに貼り間違っているのか、台帳だけ間違っているか判断がつかない。
- 外国人労働者の増加
- 労働人口の減少により外国人労働者が増えているため、日本語で印字された間違ったラベルを判別できない。
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