金属板ワークのキズ検査
平坦な金属板の表面にあるキズの検査をします。
一般的には平行度が高い同軸照明を使い、キズを黒く周囲を白く撮像しますが、キズが浅い(もしくは薄い、細い)場合、キズまで白く撮像されることがあります。同軸照明の発光面が大きく、また設置高さ(LWD)が低いと光が斜め方向からワークへ照射され、キズで散乱するためです。このようなキズの場合、より平行度の高い光が必要となります。狭指向角のバックライト照明OPF-50x15W-PSを用い、カメラと照明をV字に配置することでキズを黒く、周囲を白く撮像することが可能です。
撮像例
× 同軸照明
発光面が大きく、斜めから照射される光があるため、キズが光り、白く撮像される。
※実験用に当社で傷を付けています。
○ バックライト照明(50x15㎜)
より平行度の高い光を照射することでキズの無い部分は正反射させ白く、キズ部分は黒く撮像できる。