黒色部品のレーザマーキング用位置検出
黒色の部品にレーザマーキングをする際、カメラで撮像して位置を検出します。
ワークの表面状態によっては、レーザーマーカ―内蔵照明のようにワークに対して長距離で照射すると、照明がワークに映り込んでしまい、ワークの位置を正確に検出できないことがあります。
このような場合、マルチリング照明OPMを使用して、ワークに対して近距離から均一な拡散光を照射します。さらに、コンベアの色を黒から灰色に変更し、背景を白く撮像します。
これらの変更で、部品表面は照明の映り込みがなくなり、背景とのコントラスト差の高い撮像が可能になり、正確な位置検出が実現できます。
撮像例
リング照明&黒色コンベア(背景)
× 照明が映り込み、ヘアラインが強調されている
マルチリング照明&灰色コンベア(背景)
○ 照明の映り込みがなく、輪郭も鮮明