テーパー部の内径寸法測定
金属部品のテーパー部の内径寸法をカメラで測定します。
同軸照明を使用すると金属部品表面は鮮明に撮像できますが、角度が付いたテーパー部は光が返ってこないため暗く映ってしまい、測定が不可能です。ワークに対して近距離から浅い角度で照射するローアングル照明を使用すれば、斜め方向から照射された光が光沢のあるテーパー部で反射します。さらに拡散板により照明の発光部を均一にすることでテーパー部だけを白く撮像でき、高精度な測定が可能になります。
撮像例
× 同軸照明
表面は鮮明に撮像できているがテーパー部は黒く映っており測定不可。
○ ローアングル照明
中央のテーパー部を白く撮像できており、測定可能。