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光電センサに関するよくあるご質問

  • BGSセンサとTOFセンサの使い分けは
    どちらもワークの色の影響に強い距離設定型のセンサです。それぞれに長所と短所があり、BGSセンサの方が安価ですが長距離になると検出能力が低くなります。TOFセンサは多少高価ですが、長距離での検出安定性が高いのが特長です。
    一つの目安として検出距離が1m以下ならBGSセンサ、1m以上ならTOFセンサをおすすめします。
  • レーザセンサの方が外乱光の影響は受けにくいですか
    投光光源の種類によって外乱光に強かったり弱かったりすることはありません。
  • ファイバセンサのスポット径は
    レンズのないファイバユニットの場合は、ワークまでの距離がスポット径とほぼ同じになります。
  • TOFセンサはワークの色の影響を受けますか
    拡散反射型と比較するとワークの色の影響には強い検出が可能ですが、検出距離の違いはゼロではありません。実際のワークでテストしてご確認ください。
  • 光電センサの特性図の意味と見方を教えてください
    こちらに説明が記載されているのでご覧ください。
  • アンプ内蔵の光電センサを3台並べた時の干渉領域は
    台数にかかわらず最も近い隣のセンサまでの距離は、特性データの干渉領域の距離の分だけ離して設置してください。
  • 光電センサに取付金具は付属するのでしょうか
    光電センサのほとんどの機種に取付金具は付属しますが、Z3シリーズ/Z4シリーズEシリーズおよびSICK社の製品では付属していないものもあります。各機種の仕様の表に付属品の記載がありますので、そちらでご確認ください。
  • ミラー反射型を検討しているのですが、他社のミラーでも使用できますか
    他社の反射ミラーも使用することは可能ですが、検出距離や安定性について検証できませんので、お客様の判断においてご使用ください。また他社の反射シート(シート状の反射材)についてはほとんどの場合でご使用になれませんのでご注意ください。
  • 工場の照明が蛍光灯ではなくLEDですが、光電センサに影響はありますか
    センサへ入光してしまう光の量にもよりますので一概に何とも言えませんが、蛍光灯の光でもLEDの光でもセンサを照明の方に向けて検出するのでなければほとんどの場合で影響はないと考えられます。しかしながら光が強いと誤動作が考えられますので、遮光板をつけたり照明やセンサの向きを変更したりして対策を講じてください。
  • 円柱型ファイバユニットはどうやって設置すればいいのですか
    検出する個所にファイバユニットの先端が入る穴をあけ、抜けないように先端をセットビスで固定するのが一般的な取付方法です。
  • 透明体検出センサは、透明体しか検出できないのですか
    透明体も不透明体も検出可能です。
  • 一番高速で検出できるセンサはどれですか
    ファイバセンサのD4RFシリーズです。応答時間を最速で16μsに切換可能です。
  • 応答時間はどうやって計算すればいいのですか
    応答時間=検出物体の大きさ÷移動速度 で計算できます。
    <計算例>5m/sのラインでφ1mmのピンを検出するには、応答時間がどのくらいのセンサを選定すればよいか?
    応答時間=1mm(検出物体の大きさ)÷5m(移動速度)
    =1mm÷5000mm
    =0.0002(秒)
    =0.2ms(200μs)
    Ans. 応答時間0.2ms以下のセンサを選定すればよい。
  • 一番長距離検出が可能な透過型センサはどれですか
    V2シリーズV3/V4シリーズの透過型で、検出距離はそれぞれ最大で70mです。
  • 一番長距離検出が可能なミラー反射型センサはどれですか
    アンプ分離型のレーザ回帰反射型DSシリーズで、検出距離は最大で70mです。
  • 一番長距離検出が可能な反射型センサはどれですか
    TOFの原理で検出するDT50-2B215252で、検出距離は最大で30mです。
  • レーザセンサを選定するほうがいい場合とは、どういう場合でしょうか
    レーザセンサのメリットは:
    ・長距離検出
    ・高精度段差判別(C-MOSセンサ)
    ・微小物体検出
    ・スポット光が見やすいので設置や光軸調整がしやすい
    ・複数台並べて設置するときに隣のセンサまでの距離を近づけられる(相互干渉防止)
    ・光沢のある壁等にあたった光が回り込んでしまって誤動作することが少ない
    等があげられます。上記を考慮しなくてもいい場合は、レーザセンサを選定する必要はありません。
  • 高温になる場所で検出したいのですが
    ファイバセンサの耐熱仕様のファイバユニットをご使用ください。耐熱ファイバユニットを高温の場所に、ファイバセンサを常温の場所に設置すれば最高350℃の周囲温度での検出が可能です。
  • 穴越しの検出をしたいのですが、センサはどのタイプがいいですか
    透過型センサをおすすめします。透過型のセンサなら光に広がりがあっても、有効光軸はレンズ径と同じなので、距離によって穴の大きさを変える必要はありません。最低限、レンズと同じ大きさの穴径であればOKです。また透過型のレーザセンサなら、穴をさらに小さくすることができます。
  • 隣のセンサからの光が入光してしまい、誤動作してしまうのですが
    遮光版を取り付け隣のセンサの光が入らないようにしてください。もしくはファイバセンサを連結し、ファイバユニットを並べて検出してください。ファイバセンサを連結すると、個々のセンサが検出タイミングをずらして検出する干渉防止機能が働くので、ファイバユニットを密着して複数台取り付けても相互干渉は発生しません。また、レーザセンサを使用するとスポット光が小さいので、距離によっては干渉による誤動作を防げます。
  • 反射型センサで、穴あきワークをワンカウント検出したいのですが
    なるべくスポットサイズの大きいセンサを選びましょう。スポットサイズが大きいほどワークの穴の影響を受けなくなるので、安定した検出が行えます。距離200mmでφ160mmのスポットサイズのZ3D-W20□があります。
    他にも超音波センサなら音波が広がるので、穴の影響を受けずに検出することができます。
  • 透明ラベルが貼ってあるかどうかの検出したいのですが
    光沢判別センサで検出できる場合があります。光沢の有無で検出するので、ラベルや背景の色柄の影響を受けにくいのが特長です。
  • 透過型センサで長距離検出をする場合、光軸調整に時間がかかってしまうのですが
    回帰反射型の反射ミラーを使用すれば、調整が楽になります。受光器の前に反射ミラーを置き、投光器を上下左右に動かして赤いスポット光がミラー上に視認できる位置で投光器を固定しましょう。反射ミラーはなるべく幅の狭いものを使うと、より正確に調整することができます。
  • 時間が経つとセンサが汚れてしまうのですが、自動的に感度を補正してくれるセンサはありますか
    ファイバセンサのD4RFシリーズと透明体検出センサのDR-Qシリーズには自動感度補正機能が内蔵されていますので、光学系が徐々に汚れる場合に調整頻度や清掃頻度を減らすことができます。
  • C-MOS素子を使用するメリットはなんですか
    精度よく検出できるのはもちろんですが、迷光(回り込んで入ってくる光)の影響を受けない検出が可能です。
  • 油の影響は受けますか
    油がセンサ投受光面に付くと、センサが光を受光しにくくなり誤動作する場合があります。また油がセンサに付着することで故障の原因となる場合がありますので油環境下では耐油タイプのZ-MBGS-ZMのコネクタ式をお使いください。
  • IP69Kのセンサはありますか
    Z-MシリーズBGS-ZMシリーズがIP69Kです。どちらのシリーズにおいても、コード式のみIP69Kに対応しています。
  • 光電センサの法令・規格認証について対応状況を教えてください
    各種規格に対する対応状況について、詳細は法令・規格認証/適合状況ページをご覧ください。

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